日本アルプスの一つ、木曽山脈の最高峰である「木曽駒ヶ岳」をはじめとする3,000m級の名山や「千敷カール」で知られる中央アルプス国定公園を望む駒ヶ根市。その郊外に位置し、中央道駒ヶ根 ICか
ら僅か 5分足らずで景色が一変する駒ヶ根高原で、1995年 9月の展示場オープンから、“「住む」より「楽しむ」BESS の家 ”をブランドスローガンに、自分らしく楽しく暮らすための家づくりを提案している「株式
会社 BESS信州」の櫻井浩社長をお訪ねし、お話を伺いました。

中電興業の広告はお役に立っていますか?

広告と言えば、新聞広告や折り込みチラシなどもありますが、これらの紙媒体を見るのは主に年配の方が多く、当社商品の購買層として割合が多い、若い方の目に触れる機会は少ないと感じています。テレビやラ
ジオも同様です。その点、街道沿いに掲出する電柱広告や大型広告は運転者・歩行者への視認性が高く、デザインや掲出場所の工夫によっては自然と目に入り、アピール度の高い広告媒体だと感じています。BESS自体、まだまだ広く一般に認知されるまでには至っていません。今後も広告を活用してより多くのお客さまにBESSを知っていただければと思っています。

㈱ BESS 信州の “BESS” とは何ですか?

当社は、ログハウスなどの自然派個性住宅を扱う“暮らしブランド ”BESS(ベス、FC本部:㈱アールシーコア、東京都目黒区)の長野県中南部エリアを担当する地区販社です。このため社名に “BESS”を付けていま
す。当社は現在、駒ヶ根のほか松本市内でも、BESSの暮らしを体験できる場、LOGWAY(ログウェイ)を運営しています。BESS のLOGWAY は全 国 に 40ヶ所ほどありますので、興味のある方はぜひお近くのLOGWAYまで足を運んでいただければと思います。

緑に囲まれた、この地で創業された理由は?

生まれは駒ヶ根なのですが、東京で大手ゼネコンに就職し、土木研究者として海外事業をはじめ大型プロジェクトにも携わりました。いつかは長野県へ帰ってログハウスを建てたいと思い続けて長らく土地探しを
していたところ、30代半ばにようやく知り合いの方からこの土地を譲っていただくことができました。ログハウスを建てた縁で、東京の FC本部から地区販社としてお誘いいただき、この地で事業を始めました。

家づくりのこだわりについてお聞かせください

BESSの家は、自然体で、のびのびとおおらかに暮らせる家で、一般住宅とは目指す方向が大きく異なります。BESSが大切にしたいのは、家のその先にある自分らしく楽しい暮らし。性能や機能あるいは効率等をもっともっとと追い求めていくような家づくりでなく、多少のムダや不便も受け入れて、トコトン暮らしを楽しんでみる。今は AIやロボット化が進み、手を掛けずに何でもできてしまいそうな便利な世の中だからこそ、あえて手間ひまをかける暮らしは、きっとワクワクする毎日になると考えています。そんな暮らしを実現するための手段、道具としての家づくりにBESSはこだわっています。

主力商品は何ですか?

現在の主力商品は五つです。「家は装置」をコンセプトにしたWONDER DEVICE、伸びやかな三角屋根の凛とした立ち姿のG-LOG なつ、削り出しの無垢材を積み上げた本格的ログハウスのCOUNTRY LOG、造り
すぎず、飾りすぎず、「いい加減」を極めた倭様「程々の家」、ユニークな丸い空間BESS DOMEの 5シリーズです。

今後の目標・展開を教えてください

BESSの事業は、お客さまはもちろんのこと、職人さんやスタッフやその家族みんなが幸せになれる素晴らしい仕事です。それゆえ、会社を大きくすることだけにとらわれることなく、「小さくても、きらりと光
輝く会社」を目指したいと思っています。また BESSの暮らしは本来、人の気持ちを温和にし、優しさを育むと考えていますので、BESSの家を建てていただけるお客さまが一人でも増えることで、穏やかで暮らしや
すい世の中に少しでも関われたらと思っています。