宮道院長

静岡県浜松市中区葵西4丁目2-24 TEL:053-414-5511
診療時間:AM9:00-12:00  PM15:00-18:00
(休診日:木曜PM、土曜PM、日曜、祝日)
ホームページ:https://www.miyamichi-ganka.jp/

江戸時代、東海道を往来する女性たちが「出女」だけでなく「入女」についても厳しく取り締まる
新居関を避けるため、脇道として利用したという「姫街道」。
浜名湖の北側に位置する街道沿いに今も一部が残る松並木の傍らで「みやみち眼科」を開院された
宮道大督院長にお話を伺いました。

姫街道沿いの松並木

眼科医を目指したきっかけをお聞かせください

浜松医科大学の学生時代にお世話になっていた医師から、「眼科」の魅力を教わったことで興味
を持ちました。そして実際に眼科の診療に立ち会った際、指導してくださった先生方が生き生き
と働いている姿を目の当たりにし、眼科医になることを決意しました。

開院はいつですか?

2020年10月です。大学卒業後、浜松市の総合病院である聖隷三方原病院にて約10年間、総合病院
ならではの高度な医療の現場に身を置き、研鑽を重ねてきました。
そこで培った技術と経験を、気軽に受診できる「かかりつけ医」として地域の皆さまの手に届く
ものにしたいと考え、開業しました。

診療方針や診療科目を教えてください

「地域の皆さまに安心していただけるクリニック」を目指して、スタッフ一丸となり「心」を込めた
医療活動を行っています。
眼の病気と言っても「ドライアイ」といった身近な病気から、手術を要する「白内障」まで様々な
種類があります。
当院では、一般診療から各種日帰り手術、またメガネやコンタクトの処方なども行っています。
「目」も年齢を重ねることで衰えてくるため、気になることがあれば受診されることをお勧めします。

白内障手術は年間800件の実績があるそうですね

白内障の手術にあたっては採血やレントゲンが必要なため、総合病院の場合は時間を要しますが、
当院ではスムーズに行うことができます。
また、日帰り手術にも対応していますので、患者さんの負担も軽減されます。眼の中にある水晶体
が濁って見えにくくなる白内障は、実は数少ない治る病気の一つです。
手術をした患者さんからは「やってよかったよ、ありがとう」と直接感謝を伝えてもらえる機会も
多く、スタッフや私自身のやりがいに繋がっています。

今後の目標を教えてください

医療の在り方は時代とともに変化していますが、地域医療のニーズに過不足なく対応することが
クリニックの存在意義の一つであると考えています。
高齢化に伴う医療への需要は2035~2040年にピークを迎えると予想されています。
その時に今のままでは医療が不足してしまうため、目のことで困った方が安心していつでも受診で
きるよう将来を見据え、地域に必要な医療に対応できるように今から少しずつ備えていきたいです。
また、医療分野ではこれまで「治療」に重きが置かれてきましたが、高齢化に伴い「健康寿命」と
いう課題にも直面しています。眼科においても近年「目の健康寿命」がキーワードになっています。
完全ではないにせよ長く安定して「見る」ために、これからも「近くて便利なクリニック」として
できることを模索していきたいです。
皆さん自身でも、ホットアイマスクやまつ毛シャンプーを実施したり、目に効果的なサプリメント
の摂取や度の合った眼鏡に掛け替えたりすることで「目の健康寿命」を延ばす第一歩になります。

電柱広告はお役に立っていますか?

ここ浜松では、姫街道の松並木沿いと言えば当院のおおよその位置を把握していただくことは可能
ですが、詳細な位置を理解していただくまでには至りません。
そこで開院のタイミングで「道標」として電柱広告を掲出しました。
来院された方からは「たくさん電柱広告があったので、迷わずに来ることができた」というお声を
いただくこともあり、電柱広告がクリニックまでしっかりと誘導してくれていると感じています。
デジタル時代、スマホ・ナビがあれば何とかなると考えがちですが、医療へのアクセスにおいては
必ずしもそれが正解ではありません。
一般的に高齢であるほど医療の必要性は増しますが、同時に情報へのアプローチは弱まる傾向にある
からです。電柱広告はアナログであることに価値があり、また医療においては「道標」の役割が大きい
と感じています。